サラ金の金利について書きます。サラ金の金利について日本には２つの法律があります。
① 利息制限法
② 出資法
実はこの２つの法律でサラ金の金利が異なります。例えば、８０万円の借金をしている場合『利息制限法』によるサラ金金利の上限は１８％に対して『出資法』によるサラ金金利の上限は２９．２％となっています。この１８％～２９．２％の間がいわゆる『グレーゾーン金利』と言われています。サラ金金利の実態はどうかというと、当然２２％とか２５％、ひどいときには２９．２％になっています。利息制限法には罰則規定がないため、サラ金は出資法ギリギリの金利にして多く取れるならなるべく多くとってしまえと考えています。さらに日本の法律におかしな制度があります。みなし弁済規定と言われるものです。これは、利息制限法を越える金利で利息を払っていたしても当事者の合意のもとであればその利息が認められるというサラ金を擁護する法律なのです！
こうして、いわゆる『過払い金』問題が生ずるわけです。しかし、これは特定調停を申し立てることで過払い金は取り戻せます。サラ金返済の有効な手段として今注目を集めています。
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